さくらさんのレビュー一覧
投稿者:さくら

イケメン騎士を拾ったんだがどうしたらいい? 1 恋するMOON DOGスピンオフ (HC SPECIAL)
2022/11/19 05:19
待ちに待ってた中英語解説!!!
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同作者の『恋するmoon dog』のスピンオフ(元作品からは大体一年後の時系列)で、バー店主の元に14世紀のイングランドの騎士がタイムスリップしてきたBL。
短話版で追いかけていたので、単行本発行嬉しいです!!
そして電子限定の中英語解説は、約40ページの大ボリューム!!本編で出てきた中英語の台詞のスペルと日本語訳が、おそらく全て載っています。翻訳裏話などもあって満足度が高いです!!
続刊でもぜひ続けてほしいです!
2021/10/17 04:10
書き下ろし含む短編集
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『美しい彼』シリーズでこれまで発表された各種特典の番外編や、今後出るであろうシリーズ第4作への布石も含まれる書き下ろしが収録。
遅れてハマった身なので、発表済みの短編でも未読のものが複数あり、今回読むことができてとても嬉しいです。
そしてどのお話でも、相変わらずキャラが立ってる!(特に平良の気持ち悪さが最高!笑)
特に『エターナル』が好きです。3作目の『悩ましい彼』を読んだ時は経緯が分からず流していた「殿下」呼びについて、そういうことがあったのか!と笑 『エターナル』読了後に、耐えきれず『悩ましい彼』も読み返してしまいました。
今後の続編も楽しみにしております!エターナル!
2022/03/07 04:40
過保護幼馴染BL
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
キューピッドに落雷のスピンオフ。でも単独で読んでも充分に楽しめます!(でも気になったり読み返したくなったりはするので、未読の方はそちらも是非!)
話が面白いのはもちろん、メインの登場人物みんな顔がいい…特に赤面顔の和晃(受)がとても可愛いです…
ずっと幼馴染の猛生(攻)が好きで恋愛感情は隠し通すつもりだった和晃と、病弱だった和晃に過保護で距離感が近すぎる猛生の、幼馴染ラブコメがとても面白かったです。
お友達の愛叶(まなか)くんが可愛いお顔と名前で結構ハッキリモノを言うタイプなのも好きです。
そして電子版でもカバー裏(おそらく)が収録されていて嬉しいです!!各キャラクターのプロフィールと小ネタに納得しかない。
2021/06/17 13:25
コロナ禍とミステリ
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
コロナ禍に関連したミステリが複数収録されたアンソロジー。
個人的には芦沢央さんの『投了図』が一番ぐっときた。米澤穂信さんの『崖の下』も流石の一言。有栖川有栖さんの『推理研VSパズル研』もいかに論理を展開していくかが面白い。未読だったけれど気になっていた作家さん含めて、全編とても楽しく読めた。そういったとっかかりとしても是非おすすめ。
永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~1
2023/02/09 20:40
これは良いイケオジ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これは良いイケオジ×家政婦…
寡黙で余計なことをされるのは嫌うけど芯は優しいイケオジ魔法使いと、自分の仕事に誇りを持っている住み込み家政婦が、少しずつ距離を縮めていくお話。
とだけ書くとベタですが、丁寧に丁寧にふたりの心情を追っているのがとても良いです。
主人公の心の声が意外と辛辣だったりするのも、お相手である「先生」視点の真摯さも素敵です。
挿絵の入るポイントが良い意味で児童書のようで好きです。
時にじれったさも感じる、丁寧で甘い小説をお好みの方、おすすめです。
イエスかノーか半分か《コミック版》(1)【電子限定おまけ付き】
2022/11/13 16:47
忠実な漫画化。顔が綺麗!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
原作が大好きなので手に取りました。
計と潮が美しくしっかりしたタッチで描かれていて、また出会ってからのふたりのエピソードもしっかり積み重ねられていて、早く続きが読みたいです。
唯一不満があるとすれば、序盤で計が外面全開のはずのときも、内心が表情に出てしまっているところでしょうか…。初見の人への分かりやすさを優先した、漫画としての演出だと思うのですが、「国江田さんは、誰かの目線があるようなところで表情にちょっとでも出すようなこんな真似は絶対しない!」とついつい思ってしまいました笑
一穂ミチ先生の書き下ろしSSもとっても良かったです!

parlor 1 女×女のうまくいかない恋愛エッセイ (WINGS COMICS)
2022/03/31 12:58
女の子が好き/相貌失認
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
連載媒体を引き継ぎ、長年続いてきた藤生さんのコミックエッセイがファン待望の単行本化です!
女性が好きな作者様(女性)の徒然、同居している漫画家さん(女性、not彼女)との日々、風俗にも行く日常、おそらく相貌失認と思われるエピソード、創作百合短編など様々な短編が収録されています。
全体に通底する、すべての女性(老若や美醜の如何を問わない)に対するやさしい眼差しが大好きです。
2巻の発売も既に決まっており(2022年冬予定)、大変楽しみにしております。
2022/02/26 18:51
加筆修正が多い…!?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本誌で読んでいましたが、加筆が多く、ストーリーがより具体的になり、深みやリアリティが増しているように思います。(加筆が気のせいでしたら大変申し訳ありません)
ギャグパートも安定の切れ味です。
2022/02/09 10:19
後書きも多く、満足度高め
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
シリーズ3作目。
中世ヨーロッパの某王朝をモデルにし、そこに土着の妃が王妃として立っていく物語。
王朝を運営していく上での経済や宗教の問題にもしっかりページが割かれていて読み応えがあります。
南部の民が信仰心を持たない歴史的な理由や、シスターとの問答にも説得力があり面白かったです。
成長したルイ王子や、後世から俯瞰した描写を盛り込んだ短編もお見事。
後書きもページ数が多く、この作品を執筆する上での研究についても触れられていて面白かったです。
個人的にはハロルドがもやもやするお話もとても読みたいです。
2021/07/14 03:35
情緒が成長していく天才は好きですか
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
違法な研究さえできる最先端の生体研究所が舞台のBL。
有能で計算高い受け(主人公)、天才で甘い物好きで情緒が未発達な攻め(ピンク髪)、研究室でのアクシンデントで体から関係が始まって助手兼愛人に。
甘く蕩けるように気持ち良さそうなセックス描写が良い。関係が始まっても本分の研究を疎かにしないのも最高。体から始まったからこその、受け攻めそれぞれの葛藤や悩み方もキャラ性に合っていて良き…。頭の良いキャラも情緒が成長していくキャラも理系の研究室の雰囲気も大好きなので、とてもお気に入りの一冊。他の主席陣のキャラも気になる。この方の本をもっと読んでみたい。
雨上がりの僕らについて ―そのさき―【電子限定描き下ろし漫画付き】
2022/04/01 15:19
シリーズ3巻目、親へのカミングアウト
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
高校の同級生との再会から始まる本シリーズ、3巻目です。
今回は家族へのカミングアウトを丁寧に描いていたのが印象的でした。
『クソ頑固親父』の父親との遣り取りはもちろん、母親も息子から見えないところで色々考えていたのだろうなと示唆するエピソードが好きです。
最終回の描写には感動しました。素敵な作品でした。

「ハコヅメ」仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由
2022/03/30 22:22
仕事論…いやファンブック!?
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』の作者、泰三子先生のインタビュー(対談?)が、テーマや時期別に4編収録されています。
『ハコヅメ』がどうしてあんなに伏線の散りばめ方や回収、各キャラのリアリティが凄いのか、この本を読めばわかります。
ハコヅメファンなら読んで絶対に損はないです。
個人的に安心した(?)のは、今は川合が新任の年でサザエさん時空になっていると明言されたこと。どこかのきっかけで、サザエさん時空を抜けたハコヅメが今後読めたら嬉しいです。
あと個人的に好きなのは、泰三子先生のさりげないけどすごいのろけです笑
2022/01/11 17:43
繊細な描写力
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「再」とある通り、シリーズ2作目。
視線や指先にこめられた繊細な感情表現がたまらず、1ページ1ページ見入ってしまいます。
ギャグページとのバランスも良いです笑
電子おまけ漫画まで、とても楽しめました。
2021/12/01 02:40
一冊完結の素敵なファンタジーBL
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ヨーロッパの都市を舞台にした、壁画に描かれた天使とそれを描いた画家、もう一方の天使と小説家の2組のボーイズラブ。
壁画に描かれた天使が夜になると実体化して人と交流する、という設定はファンタジーだけれど、きちんと地に足のついた印象を受ける物語。
描き下ろしも含めて、一冊の物語としてまとまりが良くてとても好き。
なお、大人の関係の直接的な描写はなし。(関係を示唆する描写はあり)
2021/11/19 07:26
“謝るなあんたは何も悪くない”
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
女性の生きづらさを凝縮した描写が多数あり、でも主人公の強さや、「どうしてここまでこちらだけが考え、強くあらねばならないのか?」という気持ちにも応えてくれる描写にほんの少し救われる。
「遺伝子」や「霧」がキーポイントになりそうなSF?要素もあり、今後が気になる。