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鉄道旅行
2022/06/07 12:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮脇俊三さんの鉄道旅行紀行が、詳しく紹介されていて、よかったです。写真がなくても、これだけ魅力的なのに、驚きました。
宮脇作品を多面的に楽しめる
2021/11/07 15:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、紀行作家「宮脇俊三」の１２作品について、その作品が執筆された当時の国鉄・民鉄の状況や、時に原作を引用して読みどころを解説したものである。著者は交通史、鉄道に関する研究・文芸活動を専門としており、宮脇作品の解説者として適任であろう。文芸活動にも携わっている著者の解説は、単に鉄道趣味に留まらず、別の視点から宮脇作品の楽しみ方を提示している。その解説の一例を示す。◆文章のみで旅の情景を読者に思い浮かべさせる風景描写の執筆力◆初版本と再販の文庫本で微妙に記載の異なる推敲のあと◆直木賞候補にもなった宮脇唯一の小説である『殺意の風景』における直木賞選考委員８名の選評。
ただし、鉄道に関する記述には次のような誤りが散見される。◆『最長片道切符の旅』にでてくる、名古屋近郊の関西本線が近鉄に完敗していた状況について、＜当時の国鉄関西本線は今よりも駅の数が少なく、沿線住民からすると最寄り駅として使いにくいという事情がありました。＞と解説がある。この時点から名古屋近郊の新設駅は「春田駅」のみであり、現時点と駅の数はほぼ同じである。また、昭和53年の最長片道切符利用時の関西本線は、非電化である。名古屋近郊の関西本線が電化されたのは、昭和57年である。ほぼ単線で、非電化であることを解説すべきであろう。◆『終着駅へ行ってきます』で、士幌線の末端区間が、国鉄バスの代行輸送になっていたとあるが、宮脇本では「上士幌タクシー有限会社」と記載されている。
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