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食べる通信を仕掛けた著者が、これまでの取り組みを振り返った本。今更だが、食べる通信は、素晴らしいビジネスモデルだと思う。
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「ローカルメディアのつくりかた」で紹介されていたフリーペーパー。何と、食べ物+その食べ物の生産者についてかかれたフリーペーパー!と気になっていました。
そんな時、食べる通信の編集長・高橋さんの本を見つけました。
食べる通信のできるまでや今の状況だけでなく、今の日本の社会が「物」→「体験」に移っている過渡期。
地方が善・都会が善ではなく、都会から地方への逆参勤交代が生きているリアリティーをつくる。
お客様→関係者になることで、世論を動かす事が出来る。
といった、社会学のような本でした。
体験に勝るものはないんだね。
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副題に「奇跡」とあるが、奇跡は起きてこそ奇跡なのです。食べることを通じてグラウンドにおり当事者となった人々が起こした革命かもしれません。これを知らないと損するかも(笑)
著者とはご縁があり、車座座談会でお話も聞いたことがあり興味を持ち手にとった本です(正確にはクラウドファンディングで入手)
ただ、半分は義理で読み始めたんだが・・・・
自分も田舎と言われる地域に住んでいるが、どうも世間で言われている「田舎」とは違う感じを持っていた。本書にも「距離的に自然に近いのは田舎だが。心理的には都会より自然から遠い」とあるが、まさに自分の感じていた違和感はこれなんだと思った。
詳しくは本書に委ねるが、要は日本全体が大きな意味で自然というリアリティを失いつつあるのでしょう。例えば子供も自然だよね。
実際に自分も農業が従事しているが、自然と対峙しているというよりは経済の一端という感じの方がする。簡単に言えば、毎年同じ時期になれば種蒔き、肥料を与え、収穫する。市場価格で収穫量を調整したり廃棄したり、作物を変えたり。出来が悪い時だけ天候や自然のせいにして良ければ肥料のおかげ。考えてるのは自然というより経済。
っま、それに関しては従事している自分が変えていかなければいけない課題であるのでここでは割愛しますが。
「食」を通してこの「リアリティの喪失」に対抗していこう「東北食べる通信」を作り、そして結果を出して行く。まぁ、「被災地」という肩書き抜きでは成功していかなかったような感じもしないでもないけど。この動きは各地でも起こり進んでいる。
とてもいいことだと思うし、続けていって欲しい。そして自分も参加していきたい。
この活動が「リアリティの喪失」という化物を退治しなくても、これからの子供たちや若者に影響したりして行って欲しいとホント思いました。
仕事以外に何もしていない人、ただただ、走っている人、休みを持て余してるひと。この本を読んだら何か変わるかもしれません。そして美味しいものが手に入るかも。
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これはとても共感できた。ちょうど自分がもやっとしていたところに「食なおし」のコンセプトがすっと入ってきた。「食」や「地方」に興味のある人には、必読だろうね。俺も出来ることから参加してみようと思ったよ。
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根本的に、人が生きていくには食べることしかない。その食に関心がない人が多くいる現状。日本の自給自足率や輸入、第一次産業の衰退等の問題を取り上げて、周りを巻き込みながら成長していける仕組みがとても面白いと思った。
コンクリートジャングルの中で、日々生活する都市型の人間が、自然と向き合うキッカケになれる作品。
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食という生活に必要不可欠なものに対して、いかに当事者ではなかったかということを痛感した。
当事者として、生産者とともに食をつくることに取り組んでみる。
人生を豊かにするヒントと地方が取り組む活性化のヒントがあったと思う
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都市が上で、田舎が下。消費者が上で、生産者が下。政治の誤りは上から目線で助けてやるという姿勢の「地方創生」。
冷静に眺めてみると「地方創生」という言葉自体が見下した表現のように思えてくる。
自然を排除した人工物の中で生活している都会人。自然やコミュニティから切り離された生活。
都会のオフィスで一日中パソコンの前に座って誰のために働いているのかわからない。
一応仕事に誇りは持っているが、生きている実感ややりがいは感じられなくなってきている。
本当に自分に合った居場所や役割を見つけることができず、「食べていくためには仕方ない」という働き方。
大量生産、大量消費、大量廃棄の歪で一次産業従事者は疲弊しているが、都市の労働者も行き詰っている。
この両者が協調することで、互いに生きる実感の向上に繋がっている「食べる通信」という取り組み。素晴らしい。
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文化放送
「村上信五くんと経済クン」
ゲスト 高橋博之さん
(2019年3月23日放送)
#経済クン
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「食」に対して改めて考えさせられる本。
現代の食の問題の背景には、日頃安いものを求めて消費し続けている私たち自身がいるのに、問題解決に対しては他人事。そんな日常を少しでも変えようと思えた。
お互いにないものを補い合って支えあって都市と地方がつながってほしい。
地方出身者と都市出身者で感じることが違うと思う。
その感想の違いも面白いかも。
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☆☆☆2019年10月☆☆☆
これからの日本の進むべき道を示す一冊だと思う。
都市と地方が支えあいながら生きていくカギが「食」にあり。普段 口にするものがどこから来ているのか?安ければいいという発想を捨て、一つ一つの「食」を大切にすることで、日本は生きていけるのだと思った。
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あつい筆者の想いを感じとる一冊。
ロジカルではないかもしれないけど、でもすごく共感できる言葉がたくさんあった。
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食べる通信の仕掛人がその裏側や思いをまとめた一冊。単に地域おこしにとどまらず、これからの個人のあり方、日本のあり方、都会と田舎のあり方、等についても指針となる一冊。とても興味深かった。これからはストーリー、価値観、リアリティが大切になるということは覚えておきたい。
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たしかに、私達は農家や漁師たちの苦労を知らずに安価なものばかり買ってその結果自分たちの首を自分で占めていることになっているのかもしれない。
ただ傍観して無責任なことをするのは良くないと思った。
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消費者目線ではいけないという主張はわかりました。しかしながら、著者さん含め、東京に来ておきながら「東京のひとは目が死んでる」とか、東京をひとくくりに批判する地方の方がいるのはいつも残念に感じます。
東京っこの私からみると余計なお世話的な東京批判も多いですが、そういう批判もあったかく受け入れちゃうのが東京の良さと再認識したりもしました。
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関係人口という言葉の生みの親のおひとり高橋さん。本書はずっと読まなきゃなと思いながら積まれていた。なんとなくタイトルが好みではなくて。
実際中身は大量生産大量消費社会に対する批判と食を通じた生きる実感の回復をめぐる主張だった。テーマが一貫していて、やや胸焼けしそうなぐらいだったが、読みやすかった。私もふるさと難民であり、農山漁村に希望を感じている者のひとりなので、大筋は共感できるものだった。
ただ、食べるに真面目にいられない人を非難しているようにも捉えられる表現があるので、どうだかなぁと感じる部分はあった。
2016年の本ということで、やや内容が少し前の時代を眺めているような感覚にもなり、ファンマーケティングも主流化しつつある今はまた別のやり方が求められるのだろうなと思った。